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【意外】人民日報がBBCのドキュメンタリーを論評、「画風逆転に驚き」

2016-03-11 人民網日本語版 人民网日文版



BBCのドキュメンタリー「Chinese New Year(中国の新年)」を観て意外に思った中国人は多かっただろう。

BBCのドキュメンタリーと聞いて中国人が思い浮かべる言葉は2つ、「精緻」と「偏見」だ。「Secrets of China」「How China Fooled The World」「The Chinese Are Coming」など、いずれも客観的な手法に見えて、偏見ないし歪曲した事実を盛り込み、放送の度に大きな議論を呼んできた。そのため、BBCがまた中国をテーマにしたドキュメンタリーを制作したと聞くと、「今度はどうやって泥を塗るつもりだ」と身構えてしまう中国人が少なくない。

しかし、今回発表された「Chinese New Year」は、確かに我々の目を輝かせるものであった。工業レベルの氷祭り、千年続く「打樹花」、群衆の頭が揺れ動く縁日・・・。中国で最も伝統ある最も盛大な祝祭日「春節(旧正月)」、目まぐるしく変化する都市、秩序よく展開される春運(春節の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)、温かく、客をもてなすのが好きな人々、そして北京市内の青い空。外国人のカメラには、慣れ親しんだ、それでいて新鮮な、美しく親しみある中国が映っている。中国の特色あるお菓子「辣条」までがカメラに登場し、「中国で最も人気のある駄菓子の一つ」と紹介されている。ネット民の言葉で言うならば、「司会者は誠意と情熱に溢れた食いしん坊で、中国と春節を称賛している」のだ。

西側メディアの一貫した色眼鏡スタイルに慣れてしまうと、このような画風の逆転にはいくらか違和感さえ覚えるが、これについては英テレビプロデューサーのレベッカ・ドープス氏は「中国はそれだけ重要な国であり、西側が中国を理解すべき時が来たからだ」という答えを出した。

果たして中国はどれほど重要なのか。その英国人が手にする「辣条」を例に挙げると、年間の生産高はプレミアリーグの年収の2倍に当たる500億元(約8700億円)を超える。取るに足らないように思える「辣条」だが、塵も積もれば山となるという意味で、そは中国の経済社会発展の縮図なのだ。実際、2015年の中国経済の世界経済成長に対する貢献率は25.8%に及び、米国を超えている。

 先日20カ国財務大臣・中央銀行総裁会議(G20)に出席するため訪中した英財界のある人物は、「経済学者の口癖は『米国がくしゃみをすれば全世界が風邪を引く』だったが、過去12ヶ月の情況を見れば、中国が『鼻をすする』ことに対する世界の『免疫システム』はこれまでの想像以上に敏感になっていることが分かる」と表現している。


 中国の一挙手一投足でも世界に大きな影響を与えることや、日進月歩の変化を多く語る必要はない。もし一部の西側メディアが依然数十年前の視点と考え方を持ち、中国を見定める際は非難と偏見が貢献と協力に勝っていれば、絶対に時宜にかなわないものである。


 「Chinese New Year」がBBCのスクリーンに流れ、「いつもと違う」中国社会、目まぐるしく変化する中国、秩序立った社会ガバナンス、親切で温かい「正常な国」を前に、中国人のみならず多くのお茶の間の外国人が意外に思っただろう。英国は汽車の誕生地であるにも関わらず、英国より遥かに先進的な高速鉄道が中国に存在する、不思議に思うかもしれないが、英国人にとってそれは初めて知る事実なのだ。


 立場を予め決めたり、偏見を前提に相手を観察すれば、目に入ってくるものは必ず真実とかけ離れたものになる。客観的かつ誠意を以って見つめてこそ、真実に歩み寄ることができる。この点は中国の鉄道に関するもう一つのエピソードを思い起こさせる。9年前の日本のNHKのドキュメンタリー「中国鉄道大紀行」の中で、俳優の関口知宏が列車に乗り込み、中国の一般市民と談笑したり、食事をしたり、仕事をしたりする。何のプランもないシンプルを極めた光景が広がるも、日本ないし西側で大きな反響を呼んだ。日本の視聴者は中国の大自然に魅了され、中国の人々の温かさに心を打たれ、中国への誤解と現実のギャップに驚嘆したのだ。


 中国と向かい合う際、「目的」を持つ必要はないが、必ず全面的に、深く、できれば気楽に見ることを勧める。海を一つ隔てただけの国でもこうなのだから、遠く離れた国となれば誤解は一層大きく、地球村の東と西の間には、依然多くの溝が横たわっている。来ても来なくても、中国はそこにある。しかし、一度来て体験してみると、そこにはそれまでと異なる見方が生まれる。「Chinese New Year」が世界にもたらしたものは、ただ見ごたえのあるドキュメンタリーであるだけでなく、改めて中国社会を映し出す鏡なのである。


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